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  • 秘儀参入者の修行と実践

    ¥3,000

     ダイアン・フォーチュンは、20世紀前半の英国を代表するオカルティストのひとりで、黄金の夜明け団系の伝統を背景に、自らの秘教団体を組織し、西洋秘教の理論と実践について多くの著作を残しました。本書は、その代表的著作である『Esoteric Orders and Their Work』と『The Training & Work of an Initiate』の二冊を一冊にまとめた翻訳書です。  ここでいう「イニシエイト(秘儀参入者)」とは、西洋秘教の伝統において、一定の訓練を経ながら段階的な秘儀参入の道を歩む者を指します。フォーチュンは、秘教団体「オーダー」がどのような役割を持つのか、参入者が何を学び、精神・身体・意志をどのように鍛えていくのかを、思想と実践の両面から論じています。  カバラ、エジプト系、ギリシア系という西洋秘教の諸系譜をはじめ、イニシエーションの意味、魔術、瞑想、儀式、倫理、身体的訓練、さらにはオカルティズムと宗教の関係までを扱い、秘教的修行を単なる技法の集積ではなく、責任と自己鍛錬を伴うひとつの道として捉えています。  西洋秘教における「団体」「参入」「修行」とは何を意味するのか――魔術を学ぶ者が、その伝統の中でどのように位置づけられ、何を求められてきたのかを考えるための一冊となるでしょう。  著者:ダイアン・フォーチュン  翻訳:中村心護  260ページ/ペーパーバック

  • エジプトの魔術 古代エジプトの魔術とグノーシス主義

    ¥2,500

     古代エジプトにおける魔術は、宗教、医療、護符、葬送儀礼などと密接に結びつき、神々や死者、言葉の力を通じて世界に働きかけるための知識と実践として位置づけられていました。後代のヘレニズム・ローマ期エジプトでは、こうした伝統にギリシア的・ユダヤ的要素などが交錯し、複雑な宗教文化が形成されていきます。  本書は、黄金の夜明け団に所属した魔術家・神秘思想家フローレンス・ファーの著作を訳した一冊です。ファーは古代エジプトの宗教と魔術、グノーシス的思想に強い関心を寄せ、古代の文献や象徴を、近代西洋秘教の視点から読み解きました。本書では、『死者の書』やグノーシス系文書などを手がかりに、魂の浄化、秘儀参入、神的世界へ向かう精神的な旅、人間と宇宙の対応関係、そして言葉・数・象徴・儀式の持つ意味が論じられています。  古代エジプトそのものの魔術史を紹介する現代的な研究書ではなく、19世紀末から20世紀初頭の西洋秘教家が「エジプトの魔術」をどのように理解し、その神秘思想を読み解いたのかを伝える歴史的著作です。  著者:フローレンス・ファー  翻訳;中村心護  230ページ/ペーパーバック

  • アルマデルの魔導書 アルバテルを含む召喚魔術の奥義

    ¥3,000

     「アルマデル」は、『ソロモン王の小さな鍵(レメゲトン)』を構成する五つの書のひとつ「アルス・アルマデル」として知られる召喚魔術文書です。そこでは、『アルマデル』と呼ばれる神名や象徴を記した蝋製の方形板を用い、天使的存在との接触を試みる独特の儀式体系が記されています。『レメゲトン』の中でも、72の霊を扱う「ゴエティア」とは性格を異にする、より天上的な霊的階層を扱う文書として位置づけられています。  一方、『魔術のアルバテル(Arbatel de magia veterum)』は、1575年にラテン語で刊行されたルネサンス期のグリモワールです。現存する「イサゴーゲ(入門)」では、七惑星に対応する「オリンピアの霊」が説かれ、惑星的な霊との関係を通じて知恵や能力を得るための魔術が示されています。もともと九部構成が構想されていたとされますが、現存するのは第一部のみです。  本書は、「アルマデルの魔導書」と「魔術のアルバテル」という、二つの召喚魔術文書を一冊に収録したものです。前者では天使や悪魔などの霊的存在、後者ではアラトロン、ベトール、ファレグ、オク、ハギト、オフィエル、フルといった七体のオリンピアの霊を扱います。キリスト教的な祈りや聖書の言葉を背景としながら、その召喚対象には古代異教の神々を思わせる存在や悪魔的存在までもが入り交じる、グリモワール特有の複雑な世界観を見ることができます。  著者:中村心護  229ページ/ペーパーバック

  • 術師アブラメリンの聖なる魔術の書

    ¥3,500

     『術師アブラメリンの聖なる魔術の書(The Book of the Sacred Magic of Abramelin the Mage)』は、西洋グリモワール史を代表する魔術書のひとつです。物語は、ユダヤ人の賢者アブラハムが旅の末にエジプトの術師アブラメリンと出会い、そこで授けられた秘術を息子ラメクへ伝えるという形式で展開します。今日広く知られる英語版は、黄金の夜明け団の創設者の一人S・L・マグレガー・メイザースによって19世紀末に紹介されたもので、この文献を近代西洋魔術の世界に広く知らしめる契機となりました。  本書の中心をなすのは、長期にわたる祈祷と清浄の実践を通じて「聖守護天使」との接触を目指し、その後に霊的存在を服従させるという独特の魔術体系です。また、さまざまな目的に対応する文字配列の「魔術方陣」でも広く知られています。単に霊を召喚する技法を並べたグリモワールとは異なり、まず術者自身が神的なものとの関係を確立することを魔術実践の根幹に置いている点に、大きな特徴があります。  中村心護氏による本書は、この『アブラメリンの聖なる魔術』を扱った日本語版です。アブラハムがアブラメリンから秘術を授かり、それを息子ラメクへ伝えるという物語とともに、祈祷、霊的修練、霊の統御、魔術方陣などから構成される独自の魔術体系を収録しています。  神的存在との接触から始まり、やがて諸霊の統御へと至る――長期間にわたる壮大な魔術的修練を説いた、西洋グリモワールの中でもひときわ異彩を放つ一冊です。  著者:中村心護  431ページ/ペーパーバック

  • ソロモン王の小さな鍵

    ¥3,000

     『ソロモン王の小さな鍵(The Lesser Key of Solomon/Lemegeton Clavicula Salomonis)』は、17世紀頃に現在知られる形へまとめられたと考えられる、ソロモン王の名に帰せられた代表的なグリモワールです。一般に『レメゲトン』とも呼ばれ、「アルス・ゴエティア」「アルス・テウルギア・ゴエティア」「アルス・パウリナ」「アルス・アルマデル」「アルス・ノトリア」の五部からなる文書群として知られています。  なかでも第一部「アルス・ゴエティア」は、72の霊の名、位階、性質、印章と、それらを召喚するための儀式体系を記したことで有名です。そこには、バエル、アガレス、パイモン、アスタロト、ベリアルなど、後世に「悪魔」の名として広く知られるようになった存在も含まれ、それぞれが王、公爵、侯爵などの位階と固有の能力を持つものとして記されています。  本書は、この『ソロモン王の小さな鍵』の第一部にあたる「ゴエティア」を扱った日本語版です。72の霊とその印章、そして彼らを呼び出し統御するための儀式。ソロモン魔術の中でもひときわ異彩を放つ「ゴエティア」の世界と、その独特な魔術体系に触れることのできる一冊です。  著者:中村心護  259ページ/ペーパーバック

  • ソロモン王の大きな鍵

    ¥3,000

     『ソロモン王の大きな鍵(The Key of Solomon the King/Clavicula Salomonis)』は、伝説的なイスラエル王ソロモンの名に帰せられた、西洋グリモワール伝統を代表する魔術書のひとつです。現存する本文系統は中世末期から近世にかけて成立・伝承したものと考えられ、祈祷、儀式の準備、魔術道具の製作、惑星に対応する護符やペンタクル、霊的存在を扱うための作法などを体系的に記しています。ソロモン自身の著作ではなく、その権威に仮託して編まれた文献ですが、後世の儀式魔術と「ソロモン魔術」と呼ばれる伝統に大きな影響を与えました。  今日広く知られている英語版のひとつが、黄金の夜明け団の創設者の一人S・L・マグレガー・メイザースによる『The Key of Solomon the King』です。メイザースは当時大英博物館に所蔵されていた複数の写本を比較して英訳・編集を行い、19世紀末に刊行しました。  本書は、このメイザース版『The Key of Solomon the King』をもとにした日本語版です。ソロモン王が息子レハブアムに秘術を伝えるという形式をとりながら、魔術を行う者の心構えや儀式上の規則、道具の製作、惑星に関わる術式など、ソロモン魔術の実践体系を紹介しています。  著者:中村心護  314ページ/ペーパーバック

  • 魔術講座 The Basics of Practical Magick

    ¥3,000

     「Practical Magick」とは、魔術を思想や歴史として学ぶだけでなく、一定の理論と体系に基づいて実際に学び、実践していくことを指す言葉です。本書は、西洋魔術をこれから学ぼうとする人に向けて、その基礎となる考え方から具体的な実践までを幅広く紹介する魔術入門書です。  魔術とは何かを心理学的な観点も交えて解説しながら、近代西洋魔術に大きな影響を与えた秘密結社「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」の伝統に連なる魔術理論と儀式魔術、霊性の開発、タロット、西洋占星術、ジオマンシー(土や点のパターンから象徴を読み解く伝統的な占術)などを紹介。  さらに、物質世界を超えた領域として語られる「アストラル」、図像や文字による象徴を魔術的に用いる「シジル魔術」、西洋秘教思想に大きな影響を与えた「カバラ」、物質変成の探究から豊かな象徴体系を発展させた「錬金術」など、西洋魔術を理解するうえで重要なさまざまなテーマを取り上げています。  現代における西洋魔術の基礎と実践を、一冊を通して広く学ぶための入門書です。  著者:中村心護  225ページ/ペーパーバック

  • 魔術講座2 The Basics of Practical Magick

    ¥3,000

     西洋魔術の基礎から実践までを幅広く紹介した『魔術講座』の続編です。前著に引き続き、魔術の理論と実践、そして精神的・霊的な訓練について、さまざまな角度から解説しています。  本書の前半では、「無意識」や「元型」といった概念で知られるユング心理学と魔術との関係をはじめ、悟りや神秘体験、空想と魔術など、魔術を人間の意識や心理の側面から考察。さらに、カバラの「生命の樹」を構成する十のセフィラ(神的な力や属性を象徴する十の領域)を個別に解説し、セフィラの反射・反映や、宇宙を三つの原理から捉える思想などへと展開していきます。  後半では、火・水・風・地からなる「四大元素」と、それぞれに対応する魔術武器を取り上げるほか、黄金の夜明け団の伝統に連なる小五芒星の追儺儀式や召喚儀式など、具体的な儀式魔術を紹介。また、視覚化、タットワ(インド思想に由来し、西洋魔術にも取り入れられた元素的象徴)を用いた訓練、パスワーキング(象徴的な内的世界を意識的にたどる瞑想的実践)など、霊的能力の開発に関わる方法についても解説されています。  前著で示された西洋魔術の基礎からさらに一歩進み、心理、カバラ、四大元素、儀式魔術、象徴的な意識訓練へと学びを広げるための続編です。  著者:中村心護  216ページ/ペーパーバック

  • Tの書 黄金の夜明け団のタロット秘密文書解説

    ¥3,000

     「Tの書(Book T)」は、19世紀末に成立した魔術結社「黄金の夜明け団(Hermetic Order of the Golden Dawn)」に伝えられた、タロットに関する秘密文書群です。黄金の夜明け団では、タロットを占いのためのカードとしてだけでなく、カバラ、占星術、四大元素などと結びついた総合的な象徴体系として位置づけ、その各カードに複雑な魔術的・宇宙論的対応関係を与えました。Book Tには、78枚のカードの象徴と意味、コートカードの性質と支配領域、占星術的対応などが体系的に記されています。  本書は、この黄金の夜明け団の「Tの書」を日本語で読み解くための翻訳・解説書です。原文に示されたタロットの象徴体系を紹介するとともに、各カードに付された称号や意味、宮廷カード、36デカン、22枚の大アルカナに関わる対応関係など、黄金の夜明け団独自のタロット理論を解説しています。  今日一般に知られる「ゴールデン・ドーン系タロット」の背景にある原典的文書を通して、タロットが西洋魔術の中でどのように体系化されていたのかを知るための一冊です。  著者:中村心護  219ページ/ペーパーバック

  • 護符魔術 黄金の夜明け団の魔術システム

    ¥2,700

     「護符魔術(タリスマン・マジック)」とは、特定の目的に対応する象徴や文字、図形などを組み合わせて護符を作成し、それを儀式によって聖別・活性化する魔術実践です。とりわけ近代西洋魔術では、惑星、黄道十二宮、四大元素、神名、天使名、色彩などの照応関係を用いて、目的に応じた象徴体系を一枚の護符の上に構成していきます。黄金の夜明け団では、こうした護符を単なる「お守り」ではなく、特定の力を象徴的に集約し、魔術的に働かせるための道具として扱いました。  本書は、19世紀末の魔術結社「黄金の夜明け団(Hermetic Order of the Golden Dawn)」の魔術体系に基づいて、護符の作成と使用について解説した実践書です。護符に用いられる象徴の意味から、目的に応じた護符の構成、作成方法、聖別の儀式、活性化の方法までを取り上げています。  黄金の夜明け団に伝わる複雑な照応体系が、実際の護符制作の中でどのように組み合わされ、ひとつの魔術的な図像として構成されていくのかを学ぶための一冊です。  著者:中村心護  181ページ/ペーパーバック

  • セフェル・イェツィラー 形成の書 カバラの奥義

    ¥2,000

     『セフェル・イェツィラー(Sefer Yetzirah)』は、「形成の書」あるいは「創造の書」と訳される、現存する最古級のユダヤ神秘思想文献のひとつです。短く謎めいた本文の中で、世界の形成を「十のセフィロト」とヘブライ語の22文字によって説明し、数と文字を宇宙創造の根本原理として捉えます。後世のカバラ思想、とりわけ「生命の樹」をめぐる象徴体系の展開に大きな影響を与えた重要文献として知られています。  本書は、この『セフェル・イェツィラー』を、黄金の夜明け団の創設者のひとりウィリアム・ウィン・ウェストコットが1887年に英訳した版をもとに紹介する一冊です。本文は六章からなり、世界創造の神秘とヘブライ文字22字の体系を扱います。また、ウェストコット版に併録された「知性の50の門」と「知恵の32の道」についても収録し、『セフェル・イェツィラー』本文と周辺のカバラ文書をあわせて読むことができる構成となっています。  カバラの源流に位置する古典的文献を通して、後世の西洋魔術にも受け継がれていく、数・文字・宇宙創造をめぐる象徴思想に触れるための一冊です。  著者:中村心護  101ページ/ペーパーバック

  • ブラックミラーの霊視術 サイキックトレーニング入門

    ¥3,000

     「ブラックミラー」は、黒く暗い反射面を凝視し、そこに現れる像や印象を読み取る「スクライング(霊視)」に用いられる道具です。スクライングには鏡のほか、水晶、水、炎などさまざまな媒体が用いられてきましたが、ブラックミラーは余計な映り込みを抑えた暗い面に意識を集中させることで、視覚的イメージや象徴を捉えようとする方法のひとつです。西洋秘教では、こうした鏡を用いる霊視実践が魔術的訓練の一部として扱われることもあります。  本書は、ブラックミラーを使った霊視の技法を初歩から解説する入門書です。ブラックミラーそのものの作り方と聖別方法から、鏡を用いたスクライングの実践までを取り上げ、霊視を行うための基礎的なトレーニングについて説明しています。  魔術や占術の世界で用いられてきた「見る」ための技法を、ブラックミラーという具体的な道具を通して学ぶための一冊です。  著者:中村心護  152ページ/ペーパーバック

  • 黄金の夜明け団の秘教哲学 ヘルメティックタロット

    ¥1,650

     「ヘルメティック・タロット(The Hermetic Tarot)」は、ゴッドフリー・ダウソンによって制作された78枚のタロット・デッキです。黒白の精緻な図像の中に、19世紀末の魔術結社「黄金の夜明け団(Hermetic Order of the Golden Dawn)」が体系化したタロット思想を反映し、占星術、カバラの生命の樹、四大元素などの照応関係をカード上に組み込んでいることを特徴とします。とりわけ黄金の夜明け団のタロット文書「Book T」に基づく象徴体系との結びつきが強く、占術用のカードであると同時に、同団の秘教哲学を視覚的に読み解くための体系としても構成されています。  本書は、ゴッドフリー・ダウソンによる『ヘルメティック・タロット』を題材として、その背景にある黄金の夜明け団の秘教哲学と象徴体系を日本語で読み解くための一冊です。中村心護氏が訳・解説を担当し、カードに込められた占星術的・カバラ的な対応関係を通して、ヘルメティック・タロットの世界を解説しています。  一枚一枚のカードに配置された象徴を手がかりに、黄金の夜明け団がタロットと西洋秘教の諸体系をどのように結びつけたのかを理解するための解説書です。  著者:ゴッドフリー・ダウソン  訳・解説:中村心護  単行本/220ページ  出版社:日本橋出版

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