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エジプトの魔術 古代エジプトの魔術とグノーシス主義
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古代エジプトにおける魔術は、宗教、医療、護符、葬送儀礼などと密接に結びつき、神々や死者、言葉の力を通じて世界に働きかけるための知識と実践として位置づけられていました。後代のヘレニズム・ローマ期エジプトでは、こうした伝統にギリシア的・ユダヤ的要素などが交錯し、複雑な宗教文化が形成されていきます。
本書は、黄金の夜明け団に所属した魔術家・神秘思想家フローレンス・ファーの著作を訳した一冊です。ファーは古代エジプトの宗教と魔術、グノーシス的思想に強い関心を寄せ、古代の文献や象徴を、近代西洋秘教の視点から読み解きました。本書では、『死者の書』やグノーシス系文書などを手がかりに、魂の浄化、秘儀参入、神的世界へ向かう精神的な旅、人間と宇宙の対応関係、そして言葉・数・象徴・儀式の持つ意味が論じられています。
古代エジプトそのものの魔術史を紹介する現代的な研究書ではなく、19世紀末から20世紀初頭の西洋秘教家が「エジプトの魔術」をどのように理解し、その神秘思想を読み解いたのかを伝える歴史的著作です。
著者:フローレンス・ファー
翻訳;中村心護
230ページ/ペーパーバック
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