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秘儀参入者の修行と実践
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ダイアン・フォーチュンは、20世紀前半の英国を代表するオカルティストのひとりで、黄金の夜明け団系の伝統を背景に、自らの秘教団体を組織し、西洋秘教の理論と実践について多くの著作を残しました。本書は、その代表的著作である『Esoteric Orders and Their Work』と『The Training & Work of an Initiate』の二冊を一冊にまとめた翻訳書です。
ここでいう「イニシエイト(秘儀参入者)」とは、西洋秘教の伝統において、一定の訓練を経ながら段階的な秘儀参入の道を歩む者を指します。フォーチュンは、秘教団体「オーダー」がどのような役割を持つのか、参入者が何を学び、精神・身体・意志をどのように鍛えていくのかを、思想と実践の両面から論じています。
カバラ、エジプト系、ギリシア系という西洋秘教の諸系譜をはじめ、イニシエーションの意味、魔術、瞑想、儀式、倫理、身体的訓練、さらにはオカルティズムと宗教の関係までを扱い、秘教的修行を単なる技法の集積ではなく、責任と自己鍛錬を伴うひとつの道として捉えています。
西洋秘教における「団体」「参入」「修行」とは何を意味するのか――魔術を学ぶ者が、その伝統の中でどのように位置づけられ、何を求められてきたのかを考えるための一冊となるでしょう。
著者:ダイアン・フォーチュン
翻訳:中村心護
260ページ/ペーパーバック
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