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  • ケルト世界の魔法と魔術

    ¥2,750

    著者:ブリジッド・エールマントロート 訳者:高尾菜つこ  古代から中世にかけて、ケルト語を話す人々は、世界をどのように畏れ、祈り、癒し、呪い、守ろうとしたのか。  本書『ケルト世界の魔法と魔術』は、ケルト語圏に伝わる魔術的実践を、文献と史実を手がかりにたどる一冊です。神話や伝説のなかに漂う幻想的な「ケルト」のイメージだけでなく、現実の人々が言葉、薬草、護符、祈り、呪文、儀礼をどのように用いたのかに目を向け、古代から中世にいたる魔術文化の姿を描き出します。  ケルト世界の魔術は、ひとつの体系に整えられた教義ではありません。アイルランド、ウェールズ、スコットランド、ブルターニュなど、広いケルト語圏の伝承や文献のなかに、断片的に、しかし力強くその痕跡を残しています。そこには、ドルイドや詩人、治療者、聖人、魔女、呪術師たちの姿があり、病を癒すまじない、敵を退ける言葉、守護を求める祈り、自然界の力を借りる術、死者や異界と関わる物語が息づいています。  本書の特色は、ロマン化された「ケルト魔術」のイメージにとどまらず、可能な限り文献資料に基づいて、実際に人々が用いたと考えられる魔術を紹介している点にあります。呪文や治療法、護符、予兆、祝福と呪い、キリスト教化後の聖人信仰に結びついた祈りまで、ケルト世界の魔術は、異教的な伝承とキリスト教的世界観が交錯する豊かな領域として浮かび上がります。  ケルト神話、民間魔術、呪文、護符、聖人伝、古代・中世ヨーロッパの宗教文化に関心のある方にとって、本書は魅力的な入口となるでしょう。幻想的なケルト像の奥にある、史料に根ざした魔術文化の姿を知るための、貴重な案内書です。  ケルト世界の地図  序章  第1部 古代の魔術   第1章 神々と奉納品   第2章 呪いの鉛板   第3章 ギリシャ=ローマとケルトの魔術  第2部 中世の魔術   第4章 守護の祈りと聖人の助け   第5章 医療の魔術と占星術   第6章 中世文学における魔術師  豊かな余生   謝辞   注釈と参考文献   図版出典  単行本/四六判/240ページ  出版社:原書房

  • 古代エジプトの魔法と魔術

    ¥2,750

    著者:クリスティーナ・リッグス 訳者:田口未和  悪霊や病、蛇や危険な動物、出産の不安、死者の世界、未来への問い。人間が避けることのできない恐れや願いに向き合うため、古代エジプトの人々は、言葉、護符、神々の名、儀礼、呪文の力を用いました。本書『古代エジプトの魔法と魔術』は、そうした魔術的日常を、文献と史実からたどる一冊です。  古代エジプトにおいて、魔術は宗教と切り離された周縁的な営みではありませんでした。神々は世界を守り、王は宇宙の秩序を維持する存在とされ、神官や魔術師は見えない力に働きかける知識の担い手でした。魔術は悪霊や自然の脅威から人々を守るだけでなく、王権、神殿儀礼、葬送、治療、予言、愛や出産の領域にも深く関わっていました。  本書では、魔法の言葉、王子や神官や魔術師、死者を扱う儀礼、魔術に用いられる動物、蛇をめぐる呪文、愛・性・出産、未来の予言、そして魔術的思考まで、古代エジプトの魔術文化を多角的に取り上げます。墓や護符、呪文、宗教文献、物質文化の痕跡を通じて、古代エジプト人が世界の危険と神秘をどのように理解し、そこにどのように働きかけようとしたのかが浮かび上がります。  著者クリスティーナ・リッグスは、古代エジプトの視覚文化史を専門とする研究者。古代エジプトの遺物や図像、文献資料に目を向けながら、魔術が王や神官だけでなく、人々の日常生活にも深く根づいていたことを読み解いていきます。  神々の名、呪文、護符、死者の書、そして日々の不安と願い。古代エジプトの生活に息づいていた魔法と魔術を知るための、格好の案内書です。  はじめに 魔術の道具箱 第1章 魔法の言葉 第2章 王子、神官、魔術師 第3章 死者を扱う 第4章 魔術に使われる動物 第5章 ヘビは噛みつく…… 第6章 愛、性、出産 第7章 未来を予言する 第8章 魔術的思考  図版クレジット  参考文献  単行本/四六判/256ページ  出版社:原書房

  • ヴィジュアル版 エレメント 宇宙を構成する地・水・空気・火・エーテルの力と表象

    ¥4,180

    著者:スティーヴン・エルコック 監訳:鏡リュウジ 訳者:関谷敦子  地、水、空気、火、そしてエーテル。  古代以来、人々はこの世界がいかなる原理によって形づくられているのかを問い続けてきました。その探求のなかで生まれたのが、万物をいくつかの根本的な性質によって理解しようとする「エレメント」の思想です。  本書『ヴィジュアル版 エレメント』は、地・水・空気・火・エーテルという五大元素をめぐるイメージと思想の歴史を、美しい図版とともにたどるフルカラーの博物誌です。  エレメントは、たんなる自然界の分類ではありません。大地の重さと豊穣、水の流動と浄化、空気の息吹と精神、火の変容と輝き、そして天上的な領域を示すエーテル。これらの元素は、哲学、医学、錬金術、占星術、宗教、美術、神話のなかで、世界を読み解くための基本的な象徴として用いられてきました。  古代ギリシアの自然哲学から、四体液説、プラトン立体、錬金術、占星術、チャクラ、対応理論、小宇宙と大宇宙の思想にいたるまで、エレメントは西洋思想と神秘学の深層に流れ続けています。本書はその広大な流れを、学問的な解説だけでなく、絵画、図像、神話的表象を通して視覚的に案内してくれます。  錬金術、占星術、西洋神秘学、古代哲学、象徴美術に関心のある方にとって、本書はエレメント思想を視覚的に理解するための格好の一冊です。美しい図版を眺めながら、世界を構成する根源的な力と、その表象の歴史をたどることができます。 序文 万物の性質 序章 四体液と四気質/混沌/創造神話/原初の神々/陰と陽/鍼治療/プラトン立体/アラブの宇宙観/賢者の石/錬金術と物質変成/占星術/四季/チャクラ/存在の連鎖/小宇宙と大宇宙/対応理論/三原質/アーユルヴェーダ医学 第1章 Earth 地 母なる大地/ケレス/豊穣神話/犠牲(生贄)と復活/農耕と収穫/グリーンマン/異教徒の祭り/バリーマン/ムーラダーラ(根のチャクラ)/楽園/埋葬/ヒルフィギュア・サーン・アバスの巨人像/庭園/石・岩・砂/植物・花・葉/スパイダー・ウーマン/自然の再生/ホイール・オブ・ザ・イヤー 第2章 Water 水 海・川・湖/仙骨のチャクラ(スヴァディシュターナ)/海の怪物/宇宙の大河オケアノス/大洪水神話/洗礼/洪水/雨と雨の神々/人魚/水上竜巻/女性的エネルギー/海面上昇/海洋生物/雪・氷・氷山/滝/潮・波・津波/サーフィン 第3章 Air 空気 気/雲と虹/雷・台風・ハリケーン・嵐・旋風/風図表/飛翔:飛行装置・グライダー・熱気球・飛行船/レオナルド・ダ・ヴィンチ/雷神と風神/風洞/超音波/人類の飛行の夢/大気汚染とスモッグ/四方の風/風船と凧/イカロスとダイダロス 第4章 Fire 火 火山/防火の儀式/火の盗取/火の崇拝/供犠の火/金属加工と鍛造/浄化の火/太陽神経叢チャクラ(マニプーラ)/火消/太陽と火星/プロメテウス/火を吐く者/写真術/花火とディーワーリー祭/耐火植物/森林火災 第5章 Aether エーテル 天上的な元素/原子/アーカーシャ/虚空・空/物質界と精神界の架け橋/喉のチャクラ(ヴィシュッダ)/ハッブル宇宙望遠鏡/見えない力と重力/宇宙、惑星、星々/スピリチュアリズム(心霊主義)/心霊写真/天使/人間界を超えた存在/エクトプラズム/思念形態/キルリアン写真  監訳者あとがき  参考文献  引用出典  図版  謝辞  単行本/A5判/264ページ  出版社:原書房

  • 神話・伝説・伝承 世界の魔法道具大事典

    ¥4,180

    著者:テレサ・ベイン 訳者:桐谷知未、庭田よう子  神話や伝説の世界では、道具は単なる物ではありません。英雄に授けられた剣は運命を切り開き、魔法の杯は生命や豊穣を象徴し、指輪や衣は姿を隠し、船や靴は人を異界へと運びます。ひとつの道具には、力、知恵、呪い、守護、王権、変身、死と再生といった、人間の想像力が幾重にも刻み込まれてきました。  本書『神話・伝説・伝承 世界の魔法道具大事典』は、世界各地の神話、伝説、おとぎ話、信仰に登場する魔法の道具や聖なる品々を集めた事典です。剣や槍、鎧、宝石、器といった道具から、笛、衣服、箱、船、鍵、鏡、薬や護符にいたるまで、1000を超える項目を収録し、それぞれに由来や類話、出典を添えて紹介しています。  古代ギリシア神話に登場するアリアドネの糸、金の羊毛、ヘラクレスの棍棒。アーサー王伝説のエクスカリバー、円卓、聖杯。北欧神話のミョルニル、グレイプニル、グングニル。インド神話のヴィジャヤやカルマリ。地域や時代を越えて語り継がれてきた魔法の道具は、人々が「力ある物」にどのような意味を見いだしてきたのかを教えてくれます。  本書の魅力は、個々の道具を孤立した奇物として眺めるのではなく、物語と象徴の網の目のなかで読むことができる点にあります。神々の武器、英雄の宝物、魔女の器具、聖人の遺物、妖精や精霊の贈り物、呪われた品々。そこには、世界各地の文化が物に託してきた願望と恐れ、権威と禁忌、異界への憧れが映し出されています。  神話研究、民俗学、ファンタジー創作、占術や魔術的象徴に関心のある方にとって、本書は豊かな発想源となる一冊です。項目を引いて調べる事典としてはもちろん、気の向くままにページをめくり、世界各地の魔法道具をめぐる物語をたどる読み物としても楽しめます。  魔法の剣、聖なる杯、姿を変える衣、異界へ通じる鍵。人類の想像力が生み出してきた「力ある道具」たちを一望する、神話と伝承の大事典です。  単行本/A5判/320ページ  出版社:原書房

  • 図説 魔女の文化史

    ¥4,180

    著者:セリヌ・デュ・シェネ 訳者:蔵持不三也  魔女とは、いかなる存在だったのか。  恐れられる女、迫害される女、知をもつ女、誘惑する女、反逆する女、そして現代において再び魅力的な象徴として語られる女。本書『図説 魔女の文化史』は、中世末から現代にいたるまで、魔女という存在がどのように見られ、語られ、描かれてきたのかをたどる、豊富な図版を備えたヴィジュアル文化史です。  魔女は、単なる空想上の存在ではありません。近世ヨーロッパにおいては、悪魔と結託し、共同体に災厄をもたらす危険な存在として告発され、多くの人々が魔女狩りの犠牲となりました。その一方で、文学、美術、演劇、映画、民衆文化のなかでは、魔女は恐怖と魅惑を同時に帯びた強烈なイメージとして生き続けてきました。  本書は、そうした魔女像の変遷を、歴史と図像の両面から読み解いていきます。魔女狩り、悪魔信仰、サバト、呪術、薬草、空を飛ぶ女、怪物的な老婆、妖艶な誘惑者、そして近現代におけるフェミニズムやポップカルチャーのなかの魔女まで。時代ごとに姿を変える魔女のイメージは、女性に対する社会のまなざし、恐れ、欲望、抑圧、そして解放の歴史を映し出しています。  原書の題名は、フランス語で『魔女たち――女たちの歴史』を意味する Les Sorcières: Une histoire de femmes。その題が示すように、本書が扱うのは、魔女という怪異の歴史であると同時に、魔女と呼ばれた女性たち、また魔女というイメージを背負わされ、あるいは引き受けてきた女性たちの文化史でもあります。  著者セリヌ・デュ・シェネは、フランスの公共ラジオ局France Cultureに関わる作家・ドキュメンタリー制作者。放送文化に根ざした語り口は明快で、専門的なテーマを扱いながらも、図版とともに読み進めやすい構成となっています。  危険で邪悪な存在として恐れられた魔女は、なぜ現代において魅力的な象徴となったのか。迫害の対象であった魔女像は、どのようにして抵抗、自由、知恵、女性的な力のイメージへと転じていったのか。本書は、その複雑な道筋を、歴史資料、絵画、版画、文学、映画、現代文化のイメージを通して案内してくれます。  魔女狩り、魔女術、悪魔学、民間信仰、女性史、図像学、ゴシック文化、現代の魔女イメージに関心のある方におすすめの一冊です。魔女をめぐる恐怖と憧れ、その両面を知るための、格好のヴィジュアル入門書といえるでしょう。  単行本/B5変形判/196ページ  出版社:原書房

  • [ヴィジュアル版]タロットと占術カードの世界 起源から21世紀まで

    ¥4,950

    著者:レティシア・バルビエ 監訳:鏡リュウジ  愚者、魔術師、女教皇、恋人、運命の輪、吊るされた男――。  タロットカードの図像は、なぜこれほどまでに人を惹きつけるのでしょうか。ひとつひとつのカードには、遊戯、占い、宗教的寓意、民間伝承、西洋神秘思想、美術、そして現代文化にいたるまで、長い時間のなかで重ねられてきた象徴の記憶が宿っています。  本書『[ヴィジュアル版]タロットと占術カードの世界』は、タロットと占術カードの500年にわたる図像の歴史を、豊富なカラー図版とともにたどるヴィジュアル・アーカイヴです。100以上のデッキから選ばれた多数の図版をもとに、占い、神託、オラクルのために作られ、用いられてきたカードの視覚文化を紹介する一冊です。  タロットは、単なる占いの道具ではありません。カードは小さな紙片でありながら、そこには中世的な想像力、ルネサンスの寓意、キリスト教的図像、ヘルメス主義やカバラを含む西洋神秘思想、民間信仰、近代オカルティズム、さらには現代アートやポップカルチャーまでもが折り重なっています。まさに、手のひらに収まる小さな美術館であり、象徴の劇場ともいえる存在です。  本書では、「愚者」「魔術師」「教皇」「恋人」「運命の輪」など、カードごとにさまざまな時代・地域・様式の図像を並べながら、その象徴的意味と歴史的背景を読み解いていきます。古典的なタロット、忘れられた占術カード、図書館やコレクションに残された稀少なデッキ、そして現代に再解釈されたカードまで、ひとつのアルカナが時代ごとにどのような姿をとってきたのかを見比べることができます。  著者レティシア・バルビエは、フランス出身の研究者・タロットリーダー。パリのソルボンヌ大学で美術史を学び、ニューヨークのモービッド・アナトミーにも関わってきた人物です。美術史とオカルチャーの双方に通じた視点から、タロットを固定された意味の体系としてではなく、時代と文化のなかで変化し続ける「生きた図像言語」として読み解いています。  本書の魅力は、タロットの意味を暗記するための解説書ではなく、カードに描かれたイメージそのものを歴史的に眺めるための案内書である点にあります。ひとつのカードが、どのような美術的源泉を持ち、どのように変化し、どのように現代の感性へと受け継がれているのか。その流れをたどることで、タロットを読む目はより深く、より豊かなものになるでしょう。  タロット、ルノルマン、オラクルカード、占術カードの歴史に関心のある方はもちろん、図像学、西洋美術、神秘思想、寓意画、ファンタジーや創作資料に関心のある方にもおすすめです。占いの道具としてだけでなく、象徴とイメージの文化史としてタロットを眺めたい方にふさわしい一冊です。  タロットと占術カードが織りなす豊かな図像世界をたどる、壮麗な視覚旅行をお楽しみください。  単行本/A5判/408ページ  出版社:原書房

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